院長インタビュー

「田原形成クリニック」の院長インタビューです。院長・田原 俊逸先生の施術に対する想いなどをご紹介します。

第40回 肩凝り

F:先生こんにちは。今年は秋も早々に過ぎてもう師走です。せわしないですね。
T:本当にアッと言う間。こんなにも時の過ぎるのが早いんやったら神様に貰った時間をもっと大切に、もっと有効に使わんとやね。
F:先生は又、年末まで大忙しですね。
T:やろうね。ばってん毎年恒例のことやけん覚悟しとうよ。
F:お正月休みは1週間以上休める人が多いから仕方ないですよね。先生の手術は1週間もあればバッチリですもの。正月前に手術を希望する人が多いのも納得です。
T:開業以来ずっと、丁寧に正確にを心掛けてきたけんね。腫れも痛みも1週間以内には収まるよ。最初から殆どないことの方が多いばってんね。
F:先生の手術って、目でもリフトでも本当に腫れが少ないですよね。何人も手術直後の人を見てますけど殆どの人が驚くほど腫れてないです。
T:ありがとう。丁寧に正確な手術をすればそげん腫れんもんとぜ。
F:流石です。今年も最後まで頑張って下さい。
T:任せとかんね。手術2、3件ぐらいじゃ疲れ知らずやけん。
F:本当ですね。このインタビューはいつも夕刻で、先生は手術直後のことが多いのに元気で、へばった様子なんか全く見えないですもの。
T:数時間、同じ姿勢で集中して手術してん、肩やら首やら凝ったことないけん、みんな驚いとうよ。強いて言えば疲れるのは目ぐらいかな。
F:何か疲れないコツでもあるんですか。
T:いつでん肩に力が入っとらんことやろうね。肩をリラックスさせて力を抜く。これが最大のコツやろう。
F:肩の力を抜くですか、簡単そうですけど。
T:俺には簡単ばってん、できん人が殆どたい。それが証拠に肩凝りの酷い人、いっぱいおろうが。
F:若くてもなるんですよね。肩凝りの酷い人私の回りにも多いです。

姿勢

T:やろう。そげな人達をよおっと見てん、みんな姿勢が悪いのに気付く筈やん。姿勢、特に肩の位置が悪いと肩の力を抜けんとよ。
F:仰るとおり確かに姿勢の悪い人が多いです。
T:正しい姿勢は健康的に見映えがするし、肩も凝らんごとなるけん先ずはそこからやね。田原式正しい姿勢の作り方と肩の位置を教えとこうか。
F:はい。お願いします。
T:大事なのは、おなかと胸と肩、この3つをいつも意識すること。それができたら実践やね。最初に、おなかの皮膚を縦方向(上下)に引き伸して胸を張る。立位でも座位でも常に意識して実践することが肝心やぜ。おなかを上下に引き伸ばせば自然に胸も張れるやろう。これができたら次は肩。肩の位置をなるだけ後ろにもっていく。左右の肩甲骨を近付けるようにしたらいいけん簡単やろう。その位置を脳に刻みこんで常時、肩はそこに置いとかなよ。
F:先生、それ凄いかも。おなかの皮膚を上下方向に伸ばすと、自然に胸が張れます。胸が張れると肩も自然に後ろ側にいきますよ。おなかを意識して引き伸ばすだけで、胸、肩と連動して、いい姿勢になりますね。
T:慣れるとおなかを意識するだけでいい姿勢と肩の位置がキープできるようになる。これができるようになったら、ランウェイをかっこよく歩くモデルさんみたいになれるとぜ。
F:その上、若々しく見映えもするし、肩凝りまで軽減されるならいうことないですね。

肩の力

T:ばってん偶に何をするにも肩から構えて肩に力が入ってしまう人がおるったい。癖やけんそれは絶対直さないかん。ゴルフでも野球でも柔道でもスポーツは何でも、肩から構えて肩に力が入っとったら話にならんとよ。仕事中や日常生活でも全てに極力、肩の力を抜いて肘から先を動かすようにせないかんたい。全部の動作が肩の力を抜いて力まずにできるようになったら肩凝りともおさらばやね。
F:姿勢を良くして肩の力を抜く、これでいいんですね。それでも先生、酷い肩凝りがなおらない人はどうすればいいんですか。目も疲れやすいし頭痛や吐き気までする人も少なくないみたいですよ。
T:それも任せとかんね。医学的に言うと肩凝りは、悪い姿勢やストレス等、その原因が何であれ、僧帽筋上部の筋肉のこわばりやけん、それを取り除いて筋肉をリラックスさせてやればいいったい。これで肩凝りは解消する。
F:どんな手を使うんですか。

ボトックス

T:ボトックスがあろうが。
F:えっ、ボトックスですか。知りませんでした。
T:昔はあんまり使わんやったけんね。最近結構肩凝りにって言う人が増えよったい。僧帽筋は項から胸椎の一番下まである大きな筋肉っちゃけど、これの上の部分、項から肩にかけての筋肉にボトックスを注射してやれば、こわばりが無くなって肩凝りが直る。よう効くよ。
F:それは朗報です。ボトックスが効いている間(約半年間)によい姿勢の作り方と肩の位置を覚えて、身に付ければどんなに肩凝りが酷い人でもそのうちボトックスはいらなくなるかもしれませんね。
T:そげんなるとが理想やね。
F:痛みから解放されると笑顔にもなれますからね。
T:うん。肩凝りの人達だけじゃのうて、みんなにも腹、胸、肩は意識して実践っしてほしいよね。おなかの皮膚を上下方向に伸ばすことから始めれば、本当に若く綺麗にかっこよくなれるとぜ。
F:私も早速実践して見映えのする素敵な女性になります。
T:いい心掛けやね。芍薬と牡丹と百合、素敵な花になってみんしゃい。